<団体交渉に臨む佐藤さん(右)>
教育者として恥ずかしくないのか!
個太郎塾三ノ輪教室長の下劣なパワハラ・差別を許すな!
「タダ働き」・休業手当の不払いを許すな!
個太郎塾講師が組合加入で闘いを開始!
12月23日、東部労組市進支部と市進との第62回団体交渉が市進学院本八幡教室で行われました。
この日の団体交渉には、11月に新たに東部労組に加入した個太郎塾(市進教育グループが運営する個別指導塾)三ノ輪教室に所属する佐藤組合員が出席しました。
佐藤さんは所属する三ノ輪教室において、責任者である菊名秀雄教室長から
・佐藤さんが担当する教科を「誰が教えたって同じ」「わざわざ教えなくてもいい教科」などと貶められる
・連日の残業を心配した家族からの問い合わせ電話が職場にかかってきたことについて、家族のことを「変な人」、「浮気とか疑ってるんじゃないの?」などの事実無根の誹謗中傷を浴びせられる
などをはじめとする執拗かつ下劣なパワハラを受けていました。
これらのパワハラ発言は教室内の密室に二人きりの状況で行われることも多く、菊名教室長は時にはその密室にカギをかけたこともありました。
まさにセクハラといってもいい状況・行為でもあります。
また、菊名教室長は佐藤さんに対し「女性だから」という言葉で、「女性だから能力が低い」という趣旨をほのめかすという性差別、そして学歴差別的な発言もしていました。
教育者としてまったくもって許されない、恥ずべき考え方・姿勢です!
加えて、三ノ輪教室では労働基準法が守られていません。
佐藤さんは契約上の就業時間を超える勤務を恒常的に行っていましたが、「契約上の労働時間」を超える分の賃金が支払われておらず、その分が2年以上に渡って「タダ働き」となっています。
また、コロナ禍により教室を閉めた期間の休業補償も不払いとなっています。
佐藤さんはこれらの不法・違法行為に対し勇気をもって立ち上がり組合に加入、闘いを始めました!
市進支部の団体交渉には、会社側として個太郎塾の運営母体である「個学舎」(市進教育グループ)の親会社である市進ホールディングスの職制も出席していることから、この日の団体交渉で組合は三ノ輪教室長のパワハラ・セクハラ的行為の是正と謝罪、不払い賃金の支払いなどを内容とする要求書を会社側に提出しました。
また、佐藤さんは菊名教室長のハラスメント行為、労基法違反に抗議するため、団体交渉当日(12月23日)から無期限のストライキを実施することとし、会社側にストライキ通告書を提出しました。
佐藤さんは団体交渉で堂々と、毅然と、菊名教室長のパワハラ・セクハラ的行為の実態を明らかにし、「このような状況が3年も続いてきた。それに自分もおかしいと気づいた。仕事をする上でなぜこんな思いをしなければいけないのか。菊名教室長による差別・ハラスメントをなくしてもらいたい」と怒りを込めて訴えました。
会社側はこれに対し「重く受けとめた。事実関係を調査し、しかるべき対応を行う」旨を約束しました。
組合は引き続き、当事者である菊名教室長と会社の責任を追及し、働きやすい職場を実現するために闘っていきます。